最初に見たときは、気になるけれど、またの機会に。と見送った。
疲れていたのもあったし急いでいたのもある。
今回は、その扉を開けることとなった。
扉には「ジャズライブ」 日時と料金が記載してある小さな紙がはってある。
誰が演奏するのか。楽器は何だろう。
店内をのぞくと、ステージも演奏する場所もない。
疲れていたし、急いでいたけれど。
そして、化粧もせずぼさぼさの髪の毛。
店内のおしゃれな空気には全くそぐわない状況だったけれど
とにかく扉を開け店内へ。
雑貨店。やさしい音が店内にあふれ、ついお店の中をまわってしまう。
いらっしゃいませ。と、お店の人が奥から出てくる。
静かな時間が暫く流れる。
タイミングを計ることができぬまま、唐突にライブについて質問をしてみた。
親切に教えてくれる。そして、ますます興味深くなる。
予定が入っていなければ、きます。と伝えたところ
ふっと笑ってしまう返事。
予定は、きっと入っていない。他の予定は入らないように
カレンダーに書いておこう。
もっともっと聞きたいことがあったけれど
いろいろなことが混ざり、終わってしまった。
気に入った雑貨を購入した。
沢山のはがきが目に入る。
そこからまた、色々な話が始まる。
またきます。とお店を後にした。
ショップカードとポートレートの案内を自宅でみたら
ますます色々な疑問がわいてくる。
ライブは、来週。
そのときにまた、色々聞いてみよう。
情報があふれる昨今ですが、なにも知らずに自分で扉を開けるのは、
とても楽しいものです。